2005年02月28日

“人体の不思議展” 東京国際フォーラム

jintai.jpg “人体の不思議展”を観る。直立のポーズをとる人体標本、つまりは死体がところ狭しと会場を埋めている。その合間の通路を多くの観客、要は生きた人体が行き交っている。この眼球を通してその様を眺める私の身体もまた誰かの視線に晒されて、晒されていることを想う私の脳への気づきも込みで、“人体の不思議展”はたしかに不思議なものだった。

 居並ぶ人体標本群は、そのいずれもがかつて固有の人格を備えていたことの痕跡をあらかじめ可能なかぎり剥奪された形で展示されている。生前の個人名は当然伏され、皮膚がのった形での顔面が見やすい形で展示されていることもない。
 会場で私の横を通り過ぎていった観客の幾組かが、「これリアルっぽい〜」「超リアルぅ〜」「よくできてるなぁ」「本物みたい〜」といった感想を漏らしていたことは興味深い。かつては一個の人格と見識を
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posted by kushán at 23:40| 東京 ☀| Comment(132) | TrackBack(3) | 博物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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