2005年06月07日

『コミュニケーションズ』 構成・演出 渡辺えり子 新国立劇場

20050421_01.jpg “コミュニケーション”をテーマとするオムニバス・コント劇。11人の劇作家による書き下ろし台本を演出の渡辺えり子が一つにまとめ上げ、9人の役者が演じるという構成。全体的には散漫で練りに欠けるという観が拭えないが、個々に良いシークエンスは幾つかあった。

 個別の台本では、ある朝ねむりから覚めると頭が有田焼になっていたという高橋徹郎の「有田焼の男」、熟年夫婦が互いをいたわる目的で旅行に出るが、ふとした会話の綾から互いの浮気の暴露や過去の傷に塩を塗り合う泥試合をコミカルに始める、綾田俊樹の「フルムーン」、
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posted by kushán at 02:19| Comment(5) | TrackBack(2) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月23日

シベリア少女鉄道 『アパートの窓割ります』 シアター・トップス

 シベリア少女鉄道の第12回公演。二日酔いの頭を抱え、期待に胸躍らせて会場に赴いたが、怒る気もなくすほどのつまらない舞台を、ずいぶん久しぶりに観た。
 前に観た作品(『天までとどけ』2004年春 同劇場)は、まずもってそのナンセンスさが光ったし、ぎりぎりまで客を焦らす挑発性も込みでとにかく面白いと言える作品だった。それに比べれば今回は、単にネタ切れか、と嘆息するところには収まらない、金を払って来る観客に対して恐ろしく不誠実なものを感じざるをえなかった。

 ふつうこの場ではネガティヴなことしか書けないような代物については取り上げない。けれども
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posted by kushán at 11:57| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月04日

燐光群 『屋根裏』 坂手洋二・作・演出 梅ヶ丘BOX

yaneura2005tour.gif “屋根裏”は、引きこもりをテーマにした演劇作品。こう書いてしまうと燐光群を知らない人には何だか、じめじめとしてせせこましい舞台をイメージさせてしまうだろうか。無論、実際の舞台はまるで逆であって、鋭さこそが技風のこの劇団だからこそ、こういうテーマ設定がかえって映える。リアルタイムの社会問題に真っ向から斬り込んでいくスタイルは健在だ。
 筋書きについてはここで述べない。すでに観た人には無用だろうし、まだ観てない人に対しては再演の機会は今後もあるから、是非とも初見の驚きを実地に味わってほしい。それに燐光群については以前にも書いたので、関心がある方にはそちらをご覧いただきたい。(ref.[2004年5月28日])

 というわけで話の矛先を変えるが、今回の“屋根裏”公演でもみられたような、出演者が開幕直前まで
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posted by kushán at 23:49| Comment(2) | TrackBack(3) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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