2005年06月01日

井手茂太 “井手孤独 【idesolo】” シアタートラム

idesolo_8.jpg ダンスカンパニー“イデビアン・クルー”を率いる井手茂太によるソロ公演。基本的に「楽しいダンス」。振付のなかで笑いを誘う仕草が不可欠の要素として機能するあたりは、伊藤キムや近藤良平に通じるものを感じる。ベタさを確信犯的に押し出すことで踊る自身に距離を置く試みとでも言おうか。ここらへん、女性の振付家により付される“笑い”とは可笑しさの質が明らかに異なっている。
 舞台は柔道場の緑の畳を地とし、試合場を示す赤い畳による正方形の枠線を大きく施す、というデザイン(畳はむろんイミテーション)。公演の前半に突如降ろされ笑いをとった“俺”と大書きされた垂れ幕も、
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posted by kushán at 23:47| Comment(5) | TrackBack(2) | 舞踊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

近藤良平 “踊らされた人生” 早稲田大学小野記念講堂

Kondoruzu2.jpg 早稲田大学小野記念講堂の柿落とし公演の一環として催された“踊らされた人生”は、ダンスカンパニー・コンドルズを率いる近藤良平によるレクチャー&パフォーマンス・イヴェント。

 コンドルズの特色は、全員男、学ラン、素人的動き、の三点。とはいえ最後の点に関してはすでに活動開始後数年を経て、もはや素人の身体ゆえの面白さを出すことは難しくなっている様子。学ランをアイデンティティとする点も、早晩行き詰まりそうな気配。
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2005年05月13日

笠井瑞丈 ソロ・ダンス “ジギーに憧れて” 世田谷美術館エントランス・ホール

kasaimitsutake.jpg 笠井瑞丈のダンスは今回がたぶん初見。かさいみつたけ、と読む。

 冒頭は舞踏張りに背中のうごめきや、ぬめるような四肢の伸縮で魅せ、次第にブレイクダンス的な踊りが混じってくる。中途でトークによる中休みを置き、ダンスというよりは元気の良い高校生が転げ回りのた打ちまわるようなシークエンスがあったあと、
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2005年02月17日

勅使川原三郎 演出・振付 “KAZAHANA” 新国立劇場

kazahana.JPG 期待を大きく上回る作品だった。この数年で私が観たなかではトップクラスの完成度をもつ舞台。なによりダンス自体の達成している水準が凄まじく、演出に少々感じたあざとさも軽く吹き飛ばしていた。けれどこれほどの作品なのに、劇場後方の私の席の周りは空席だらけ。日本のコンテンポラリーダンスシーンの哀しさが、空いた客席の上をゆったりと舞っていた。

 幕が開くと、舞台全体を大きく白い立方体が覆っている。この立方体はすだれ状に吊るされた無数の白いロープにより構成されており、ライティングにより透過壁にも遮蔽壁にも変化する。そのなかをダンサーたちが縦横無尽に行き交う仕掛け。勅使河原が主導するカンパニー“KARAS”の女性メンバーの踊りには、率直に言って
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posted by kushán at 19:54| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 舞踊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月25日

ジョン・ヨンドゥ “Incompatible yet one” 横浜赤レンガ倉庫

yeondo.gif
<以下前回記事[2005.1.24]の続き>
 ジョン・ヨンドゥの作品は今回が初見。舞台上には何も置かず、シックな出で立ちの三人がボレロで最後まで踊り切るミニマルなスタイルは、チラカシ系が大はやりの昨今ゆえにとても新鮮なものに映った。対照的な風貌を要する二人の男と一人の女が平行に並んで踊る形をベースに、頭を突き合わせたり口づけを交わしたりときに唾を吐きかけたりしながら1対2の組み合わせを替えつつ進行する舞台は、コミュニケーションや愛憎感情における境目の無い
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posted by kushán at 23:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞踊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月24日

山田うん “ワン◆ピース” 横浜赤レンガ倉庫

yamadaun.gif 地方の現代美術館への出稼ぎも一段落して大学院の学年末審査も終え気が抜けたのか、はたまたこの頃からだを動かしてないせいなのか、突如無性にダンスが観たくなり、近々何かないかと探して出かけてきた。運良くちょうど横浜でコンペをやる時期だったのだけど、気分的には未見ではなく既知のダンサーによるものが良かったので、山田うんの舞台を選ぶ。ついでに同日公演のジョン・ヨンドゥによる作品も観る。

 ぬかった。
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posted by kushán at 10:28| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 舞踊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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