2005年01月24日

山田うん “ワン◆ピース” 横浜赤レンガ倉庫

yamadaun.gif 地方の現代美術館への出稼ぎも一段落して大学院の学年末審査も終え気が抜けたのか、はたまたこの頃からだを動かしてないせいなのか、突如無性にダンスが観たくなり、近々何かないかと探して出かけてきた。運良くちょうど横浜でコンペをやる時期だったのだけど、気分的には未見ではなく既知のダンサーによるものが良かったので、山田うんの舞台を選ぶ。ついでに同日公演のジョン・ヨンドゥによる作品も観る。

 ぬかった。
 
 山田うんの作品は、舞台上にロッカーを5つ並べて、5人の踊り手がダンスの合間に適宜ロッカーを動かしてゆくことで舞台設定を変化させていくものだったのだけど、どうもテンションに欠けて観えた。振り付けは肢体の伸びやかさを活かすというよりはコロコロと小回りの多いもので、踊り手の資質に即したものだとは言えそうだが、これを山田うん本人がやっていたらまた別物に見えただろう。
 個々のレヴェルではスピード感のある身のこなしを持ちつつも少しドタドタと雑に動きすぎる感のある踊り手(たぶん伊藤知奈美)や、他に比べて巧いわけではないが情感のある動きを見せる踊り手(後半はこの人のソロが核になっていた)などがいてそれぞれに個性を見せてはいたけれど、誰か一人が飛び抜けて見えるということもなく、その限りではまとまりがあったとは言える。
 ただ冒頭に“ぬかった”と書いたのは、すっかり山田うんの踊りが観られると思い込んで前調べもせずに出かけたからで、おかげで終始眼前の踊り手と想像上の山田うんを並べて観る羽目に陥っていて、その見方でいくと一方が空想上の産物であるだけに両者の差が歴然として見えてしまい、実際的には根も葉もないフラストレーションに襲われ続けた。そんな阿呆は私だけかもしれないが、公演HPに舞台上で踊る山田うんの写真だけが出ていれば、そういう事故だって起こりうる。やれやれである。
 どことなく張りのない展開が続くなかで幾度めかのささやかなハイライトがあって、あぁこれは平板だな、と内心に結論付けた瞬間に舞台は終わった。これはどうも、小さくまとまりすぎている。うん。

次回記事[2005.1.25]へ続く>

山田うん 振付作品 “ワン◆ピース”
横浜ダンスコレクションR 受賞者公演 横浜赤レンガ倉庫3Fホール 2005年1月22日
posted by kushán at 10:28| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 舞踊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
BANKartの卒展は見た?
Posted by rinopo at 2005年01月25日 14:18
うぃうぃ、明日にもここに上げますねん。
Posted by とろ at 2005年01月26日 07:49
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